
安定型最終処分場とは?
安定型最終処分場とは、産業廃棄物の中でも「安定型産業廃棄物」と呼ばれる、性質的に安定している以下の5品目だけを埋めることができる埋立地です:
- 廃プラスチック類
- がれき類
- 金属くず
- ゴムくず
- ガラス、コンクリート、陶磁器くず
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これらは「安定5品目」とも呼ばれ、腐敗したり化学変化したりすることが非常に少なく、雨水にさらされてもほぼ状態が変わりません
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なぜ「安定型」なのか?
安定型最終処分場では「遮水工」と呼ばれる防水構造が不要です。その理由は、埋める廃棄物が有害物質を含んでおらず、水に溶け出す危険性が極めて低いためです。地中の空間へそのまま埋立でき、コストも比較的安価です
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しかし、そのためにも搬入前に展開検査を行って、安定型以外の廃棄物が混ざっていないか確認することが法的に義務付けられています。また、浸透水の水質検査も必要です
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他の処分場との違い
産業廃棄物の最終処分場は、以下の3種類に分類されます 国立教育政策研究所:
タイプ | 埋められる廃棄物 | 構造・特徴 |
---|---|---|
安定型 | 安定5品目のみ | 遮水工不要、展開検査や水質モニタ必須 |
管理型 | 分解・汚水発生の可能性のある廃棄物 | 遮水設備・浸出水処理・ガス排出設備などを備える必要あり |
遮断型 | 有害物質含む廃棄物のうち溶出基準を超えるもの | 完全隔離構造(耐水性・鉄筋コンクリート容器等) |
現場ではどのような運用や課題があるか?
広島・三原市の安定型産業廃棄物最終処分場では、設置許可に関して法的争いが生じています。以下のような状況です:
- 2022年9月に稼働を開始し、約1万4,000トンが搬入されたものの、設置許可の審査や生活環境影響調査が不十分とされ、広島地裁が設置許可取り消しの判決を出しました TBS NEWS DIG。
- 6月の水質調査では、浸透水から基準値の2.5倍以上の汚染が検出され、県が稼働停止や改善を指導 TBS NEWS DIG。
- 地元市議会は、市民の不安を背景に、知事への許可取り消しなどを求める意見書を可決しました TBS NEWS DIG。
問題点と注意すべきこと
安定型処分場はコスト面では有利ですが、以下のようなリスクもあります:
- 展開検査は人の目視によるため、混入を完全に防ぎきれず、汚染リスクがある リバース株式会社ジャルク – 産業廃棄物処理は株式会社ジャルクへお任せください。。
- 実際には、安定型処分場の約1割で汚水が漏れ出す事例もあると報告されています リバース。
- 処理委託時に契約書やマニフェストで「安定型品目のみ」と明記しなければ、法令違反やトラブルにつながる可能性があります 株式会社ジャルク – 産業廃棄物処理は株式会社ジャルクへお任せください。事業ごみ回収|ごみ.Tokyo(銀座、神宮前、南青山、神田淡路町)。
まとめ:安定型最終処分場とは?
安定型最終処分場とは、「変化せず腐らない廃棄物(安定5品目)」だけを埋立できる、構造がシンプルで費用も安い処分方式です。しかし、不純物混入や水質汚染の可能性があるため、適切な検査・運用が不可欠です。
広島・三原市の例では、法的・環境的なトラブルが顕在化しており、処理の透明性・安全性を高める必要性が強調されています。
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