
日本で捨てられる布団はどれくらい?
以前メディアで目にしました「日本国内では、年間1億枚もの布団が廃棄」されているそうです。
布団の廃棄は引っ越し、買い替え、汚れ・ヘタリなどが主な理由です。
粗大ごみとして処分されるケースが多く、「布団の粗大ごみ回収依頼」は年間を通して非常に多いです。実際、私たちが一軒家の残置物を回収する場合、布団も毎回、数十枚は処分しています。今回はこうした現状にまつわることを共有していきます。
布団をそのまま捨てるとどうなる?
布団は素材が複雑(生地、綿、羽毛、ウレタンなど)なため、
分解せずに焼却処分されることがほとんどです。
環境負荷も大きく、処分コストも自治体にとっては重い負担。
そのため、リサイクル意識がますます求められています。
布団のリサイクル方法とは?
リサイクルにはいくつかのアプローチがあります。
素材別リサイクル
- 綿布団 → 綿を再利用して、クッション材や断熱材に。
- 羽毛布団 → 羽毛を洗浄・殺菌して「リサイクルダウン」に再生。
- ウレタン布団 → 粉砕して、建築資材や防音材へ。
リユース(再使用)
まだ使える布団は、リユースショップやフリマアプリで再利用されます。
また、福祉施設や災害支援団体への寄付も可能です。
サーマルリサイクル(燃料化)
燃やして発電や熱利用に使う方法。
布団のリサイクルが難しい場合の現実的な選択肢です。
リサイクルできる布団・できない布団
【リサイクルできる布団】
- 比較的キレイな状態のもの
- 羽毛布団(ダウン70%以上)
- 綿100%の布団
【リサイクルが難しい布団】
- カビや異臭がある
- 大きく破損している
- 中綿に異物が混入しているもの
この判断基準を知っておくと、リサイクルがスムーズです。
布団をリサイクルする方法・流れ
- 布団の状態をチェック
- リユース可能なら買取や寄付
- 難しい場合はリサイクル業者へ依頼
- 近隣自治体のリサイクルキャンペーンをチェックする
- メーカーの回収プログラムを活用する(例:西川、無印良品)
布団を捨てるなら?粗大ごみで出す方法
布団を粗大ごみとして捨てる場合は、次の手順です。
- 自治体の粗大ごみ受付センターに連絡
- 粗大ごみ処理券を購入
- 指定日に回収場所へ出す
多くの自治体で、布団は1点につき300〜600円程度の手数料がかかります。
ただし、引き取り業者に頼む場合はもっと高額になるケースもあるので注意しましょう。
まとめ|布団は賢くリサイクルして地球にも優しく!
布団は「ただのごみ」ではなく、「再生できる資源」でもあります。
粗大ごみとして処分する前に、リサイクルやリユースの選択肢を探してみましょう。
エコな行動は、地球にもお財布にも優しい未来をつくります。
次に布団を手放すときは、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?
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